日本蝶類科学学会

お知らせ・イベント情報

バタフライズ・フォーラムのご案内(2017年11月19日)

本年もバタフライズ・フォーラムが開催されます。
日 時 2017年11月19日(日) 午後1時~5時
場 所 東京工業大学蔵前会館 ロイアルブルーホール
    東急大井町線・目黒線大岡山駅前(東急東横線自由が丘駅乗り換え2駅目)
参加費 会員:無料  会員以外:1000円
フォーラム終了後5時15分から同会館の精養軒で懇親会(会費5000円)があります。

演 目

アゲハチョウはなぜ赤い花を好むのか?

蝶の視覚はどのようになっているのか、アゲハチョウはなぜ赤い花を好むのかを科学的に解説していただきます。

総合研究大学院大学 木下充代氏
神奈川県葉山にある総合研究大学院大学で生命共生体進化学を研究(理博・講師)。同大学で蟻川謙太郎博士と共同研究もしている。特に今回の講演のナミアゲハの色覚能力についての研究はよく知られています。

ベニヒカゲでわかる日本列島の歴史

日本各地のベニヒカゲの分子系統を解析した結果、日本列島の意外な歴史がわかってきました。興味深い説が語られます。

湘南生物地理学研究所 中谷貴壽氏
勤め先を退職後、信州大学大学院で蝶類の分子系統解析をして学位を取得、同大学特任准教授などをつとめた。日本をはじめ世界各地のベニヒカゲの研究は世界のトップをいく。湘南生物地理学研究所を主宰している。

ホシミスジグループから見える世界

ホシミスジを通じてわかった生物、地史、そしてホシミスジグループの秘密などについてお二人にお話していただきます。

「日本と世界のホシミスジ」著者 福田晴男・美ノ谷憲久氏
両氏と日大の岩野秀俊教授を加えた3人は日本のネプティス研究の泰斗と言えるでしょう。両氏はホシミスジを特に深く追求、日本と中国など周辺地域をくまなく探索して、ホシミスジについての集大成を発表しました。

2017 海外遠征 ビデオハイライト(ビデオ映写)

今年訪れた各地の蝶のビデオを見ながら、美しい蝶たちの話をしていただきます。フレンチギアナでは5種類のモルフォの飛翔を収録。

日本蝶類科学学会副会長 朝日純一氏
「原色図鑑サハリンの蝶」の共著者の一人。サハリンへは1990年以降四半世紀にわたって、延べ30回以上調査に行っている。目下前著以降の知見を組み入れた新たな図鑑を企画・執筆中。

 
 

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